K-POPという枠にとどまらず、世界的な活躍でグローバルに活動を広げているBIGBANG。
音楽的にもビジュアル的にも、またそのステージングもファンの想像を超えるスペクタクルな展開が常に注目の的となっています。
そんなBIGBANGですが、実は彼らの音楽を語るには、サウンドプロデューサーのTEDDYをなくしては語れません。
デビュー時からBIGBANGのプロデュースを手掛け、まさに韓国の音楽シーンを支える人物と言っても過言ではないTEDDYとは一体どんな人物なのでしょうか?
今回は、BIGBANGメンバーたちも絶大な信頼を寄せるサウンドプロデューサーのTEDDYについて迫ります。
(出典:Twitter)
BIGBANGのサウンドプロデュースを手掛けるTEDDYのプロフィール
(出典:Twitter)
BIGBANGのデビュー時から彼らのサウンドプロデュースを手掛けているTEDDY。K-POPの枠を越え、最先端のサウンドを作り出すTEDDYとは一体どんな人物なのでしょうか?ここで、彼のプロフィールをご紹介します。
TEDDY(本名パク・ホンジュン)は1978年生まれの38歳。韓国で生まれたTEDDYは、幼少の頃にアメリカへ渡り、中学、高校時代をアメリカで過ごすこととなります。周りにほとんど韓国人がおらず、人種差別的ないじめを受け、アメリカ人の生徒たちと喧嘩になることもしばしば。学校の問題児となったこともあり、孤独な日々を過ごしていたというTEDDY。
高校は韓国人も多く通っているという学校へ進学しましたが、やはり宇宙人のような目で周りから見られてしまったそうです。そんな時に、ヒップホップに出会った彼はヒップホップグループ「1TYM」を結成しました。
知り合いを通じて1TYMのデモテープは、天才ラッパーとして活躍しているマスター・ウーの元へ渡ります。そんな時、偶然マスター・ウーと電話をしていたYGエンターテイメントのヤン社長は、マスター・ウーの後ろで流れていたBGMが耳に止まり、急きょ渡米しました。
1TYMの曲を聴いたヤン社長は、「まさに自分がやりたかった音楽に出会った。心がひっくり返った感じ」と、彼らの音楽に大きな衝撃を受けたことを語っています。
TEDDYの元へ行ったヤン社長はその場でオーディションを開催します。オーディションに合格したTEDDYらは韓国へ帰り、その後YGからデビューを果たしました。
BIGBANGや2NE1のプロデュースを手掛けYGになくてはならない存在となったTEDDY
(出典:Twitter)
1TYMとしてYGからデビューしたTEDDYは、リーダーとしてだけでなく、楽曲やプロデュースも手掛けることとなります。ヒップホップと並行してロックミュージックも大好きだったというTEDDYは、3rdアルバムではロック風の楽曲に挑戦するなど、新たな試みにも取り組むようになりました。
今ではアーティスト自身がセルフプロデュースを行うのが当たり前となっていますが、YGがこのようなシステムを取り入れるようになったのも、TEDDYがきっかけだと言われています。
メンバーの入隊問題などで1TYMとしての活動が困難になったTEDDYは、一時は精神的に大きなダメージを受け、外出も困難になるほどの状況となりました。
アメリカへ戻ったTEDDYは一切の音楽活動から離れ、「瞑想」する日々を送ります。そして再度曲作りを始めたTEDDYは、幼少時代から興味のあった東洋音楽をモチーフにして、SE7ENの「冷たい声」を書き上げました。
大ヒットを遂げたこの曲でプロデューサーとして返り咲いたTEDDYは、その後も、YGのプロデューサーとして、YGに所属するアーティストたちの楽曲を手掛けるようになります。
その後BIGBANGなどの楽曲を手掛けたTEDDYは、2NE1の楽曲だけでなくビジュアルやMVなどトータル的なプロデュースも手掛け、話題を集めました。そしてYGの本部長として、様々なYGのコンテンツを手掛けたり管理をし、YGにはなくてはならない存在となりました。
プライベートでは女優ハン・イェスルとの交際を公式に発表
午前9時に眠り、毎日午後3時頃に起きるという多忙な生活を送るTEDDYですが、プライベートでは、女優のハン・イェスルとの交際が報道され、互いに交際を認めました。
互いにアメリカ出身ということもあり、次第に心を通わせていったという2人。
ハン・イェスルのSNSでは、BIGBANGのテヤンらと一緒に、TEDDYの誕生日を祝う様子などもアップされ、YGのファミリーたちからも二人の幸せそうな様子は公認のようですね。
几帳面で慎重な性格だというTEDDY。プロデューサーになって14年を迎えた彼ですが、多くのアーティストたちのプロデュースを手掛けながらも、多くのファンが持っている期待に応えなければいけないというプレッシャーと常に戦っていると語っています。
世界が注目するヒット作を連発しながらも、常に初心を忘れないというTEDDYですが、意外なことに、自分が手掛けた曲はその後は聴かないそうです。
アーティストを目指すものたちに、周りの評価には簡単に崩れないでほしいというTEDDY。それは自分の作った作品に絶対的自信を持ってほしいという彼の優しさが生んだ言葉なのかもしれませんね。