本格的なヒップホップサウンドで、K-POPアイドルの枠を超えたステージを見せる防弾少年団(BTS)。
メンバー全員が作詞作曲を手掛けるというハイスペックな才能を持つBTSのサウンドは、K-POPファンだけでなく、本格的な音楽ファンも注目を集めています。
デビュー前から彼らの作った楽曲が話題になるなど、もはやアイドルとは言えない多才な才能を持っています。海外公演や音楽フェスなどにも参加し、幅広い活動を見せるBTSのメンバーたち。
今回は、そんなBTSメンバーたちの、楽曲制作のエピソードをご紹介します。
(出典:Twitter)
20代とは思えない楽曲制作のセンスを持つ防弾少年団メンバーたち
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デビュー当時はまだほとんどのメンバーが十代だった防弾少年団(以下BTS)。デビュー以前からアンダーグラウンドのラッパーとして活躍していたラップモンスターをリーダーに結成されたBTSは、本格的なヒップホップサウンドでファンを魅了しています。
BTSといえば、2AMなども手掛けたプロデューサーで、彼らの事務所の代表でもあるパン・シヒョク氏が「正統派ヒップホップアイドルというコンセプトでデビューさせたことが有名です。そんなBTSですが、メンバー全員が作詞作曲を手掛けるという、20代前半とは思えない才能が大変注目を集めました。
特にラップモンスター、J-HOPE、SUGAのラッパーラインは楽曲制作の意欲が高く、BTSの楽曲のほとんどに関わっています。世間ではアイドルと言われていますが、楽曲センスにおいては本格的なヒップホップを追及したいという彼ら。
そんな彼らもデビュー後に多くのステージ経験を経て、本格的なアーティストとして活躍したいと言う気持ちが強くなってきたと語っています。
プロデューサーのパン・シヒョク氏は、基本的にアルバムのタイトル曲以外は制作に関してはタッチせず、曲のトラックのほとんどをメンバーが作り、メロディに合うメンバーの声や歌詞を話し合うスタイルを取っているというBTSメンバーたち。
本格的なヒップホップサウンドに傾倒しそうなところをパン・シヒョク氏のアドバイスで、一般のファンにも聞きやすいトラックに修正したり、BTSらしさを出すために、この曲はこのままで行こうとGOサインを出したり、ベースはBTSメンバーたちがやりたいような楽曲制作を行っており、表現においての制約などもあまりないため、メンバーたちも曲作りをしやすい環境にいるとインタビューなどで話しています。
彼らの才能を活かして、やりたいように曲作りをすすめるパン・シヒョク氏の姿勢が、彼らの才能をさらに開花させているのかもしれませんね。
防弾少年団(BTS)メンバーたちが影響を受けたミュージシャンとは?
(出典:Twitter)
それぞれ様々なきっかけで練習生となり、BTSとしてデビューしたメンバーたち。もちろん憧れのアーティストにも多大な影響を受けており、楽曲制作にも影響しているそうです。
BTSメンバーが影響を受けたアーティストとしてこぞって名前をあげるのはやはりBIGBANG。ジミンやJ-HOPE、ジョングク、ジンは自分のロールモデルとしてBIGBANGの名前を挙げるほど。
またラップモンスターはデビュー前からラッパーとして活動しており、カニエ・ウエストに大きな影響を受けていると話しています。音楽面だけでなくファッションや芸術面などでも多くのアーティストたちに多大な影響を与えているカニエ・ウエストのように、トレンドを発信するアーティストになりたいとインタビューで語っています。
SUGAは十代の多感な頃にStony SkunkやEpic Highに影響を受け、音楽を始めてからはやはりカニエ・ウエストに影響を受けるようになったと話しています。Vが影響を受けたのはThe Weeknd。彼らのグルーヴ感に憧れていると話しています。
10代、20代のファンへメッセージを訴える楽曲が減っているここ最近、アイドルとして若い世代に曲を通じてメッセージを送りたいというBTSのメンバーは、楽曲制作を通して、自分たちのメッセージを発信していると言います。
そんなBTSの楽曲に魅了され、本格的なヒップホップサウンドを通じてBTSのセンスを感じ取れるファンたち。彼らの音楽センスは、ファンたちをも魅了する大きな魅力が詰まっているのかもしれません。